あーでもなければ、こーでもない!(ここがメインになるのか??)

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※ブログ引っ越し中・・・過去記事(13/03/20)ヒント券を語る その7 VS T&Eソフト

ブロマガ引っ越し中過去記事・・(13/03/20)

 

これあとからわかったことですが、サイオブレードってプロテクトかかってなかったという情報も。

おまけのメロディモジュールを使った謎解きが、実質コピープロテクトなので、ディスクにかける必要なかったとか。言われてみればそうだわな。実際どうなんでしょ?

 

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■時間があわなかったユーザーサポート電話
ユーザーサポートに電話しまくっていた、と以前書きましたが、それは夏休みなど日中に時間があるときで、平日に電話することはなかなかできませんでした。

というのも、通常ユーザーサポート電話の受付時間というのは、ソフトハウスの営業時間内だったからです。月~金曜日の平日で土日祝祭日はお休み。時間はだいたい、9時か10時から、受付終了は少し早く5時あたりだったからです。

自分は、中学生の頃はまだしも、高校生のときは通学に1時間弱かかっていました。これでは4時に学校が終わっても、間に合いません。当時つきあっていた彼女とリア充なときを過ごさないといけませんし・・・いや、ホントは数学の補習とかに強制参加とかあって、なかなか時間内に電話することはできなかったのです。

当時はネットでメールを送ることもできませんし、24時間電話受付で「ドモ、コレワカンナイヨネ」と片言の中国人が対応してくれるというわけでもありません。一部のビジネスソフトなどは、土日もしくは深夜対応をやっていたかと思いますが、ゲーム系はそこまでサポートに力をいれることもなく、営業時間内に事務のおねーさんが電話をとる、という形式のものが多かったと思います。

しかしそうなると、携帯もない時代、学校があるのに日中にしか電話をかけるしかない、というのはゲームユーザーの多数をしめた中高生には少し無理ゲーな話でした。学校が終わると、ユーザーサポートに問い合わせるために自転車すっ飛ばして、家に帰った人も多かったのではないでしょうか。


↑「ソードワールド」のマニュアルより。平日5時までなので、電話しづらかった

■名古屋までの電話料金

PC88版のサイオブレードを買ったのですが、これが起動しませんでした。

これはなんだ?なんかPC88の設定間違えてるのかなあ?と思って発売元のT&Eソフトのユーザーサポートに電話することにしたのです。

問題は学校が4時までということ。しかも文化祭の準備やらがあるので家に帰って電話することができない。じゃあ、どうしようと思ったとき、学校の廊下にある公衆電話からかければいーじゃん、と思いつきました。※1

しかし問題は電話料金です。自分が住んでるところは兵庫県。T&Eソフトは名古屋。いくらくらい料金がかかるんだろう?と思ったのですが、とりあえず手持ちの100円玉でかけてみることにしました。

当時、市内への通話料金が10円だったので、その10倍の100円なら名古屋でも大丈夫だろ、と計算したのです。

そして5時限目の終わり、14時半頃、10分の休み時間に公衆電話に100円玉を投入して電話をかけました。

トゥルトゥル
おねーさん「はい、T&Eユーザーサポートです」
きよぼん「あのー、サイオブレード買ったんですけど、起動しなくてー」

ガチャン。電話はそこで切れてしまいました。どうやら、100円だと兵庫-名古屋間では10秒も持たなかったのです。うーむ甘かった。

それならテレフォンカードはどうだ!テレカなら100円とくらべて時間もつだろ、という事で翌日、テレフォンカードを持って同じ時間に電話しました。※2

トゥルトゥル
おねーさん「はい、T&Eユーザーサポートです」
きよぼん「あのー、サイオブレード買ったんですけど、起動しないんです」

ここでふと、公衆電話に表示されているテレカの残り度数をみました。最初デジタル表示で残り500あった度数は、恐ろしい勢いで、300、200、100と減っていってます。

きよぼん「ああ!!それで画面が真っ暗で?いや設定?なんだかディップスイッチが?」

ガチャン。ここで度数が0になったため、電話がきれました。みるみる減っていく度数に焦ってしまって、全く会話できず。いや、それ以前にテレカの度数は500しかなく、500ということは、つまりは500円分なわけで、100円とそれほど話す時間は変わらない、ということにもっと早く気がつくべきでした。

翌日、こうなったらもう意地です。コーラの1.5リットル瓶にためていた100円玉30枚を取り出し、これならなんとかなるだろ、ともう一度電話してみることにしたのです。

今度こそは、という思いで公衆電話の上に百円玉30枚を置いて、再、再度の電話。

トゥルトゥル
おねーさん「はい、T&Eユーザーサポートです」
きよぼん「あのー、サイオブレード買ったんですけど―」

と言うと、電話の向こうのおねーさんから「あー昨日もおとといもかけてこられた方ですね」と言われたので焦りました。いや、ずっとかけてるけど、断じてイタズラではない、電話が切れたのは公衆電話からかけてるんですぅ、とまくしたてると、おねーさんは笑いながら、「開発の者につなぎます」と言ってくれました。

ようやくここまできたか、と安心したのですが、いつ料金不足によって電話が切れるかわかりません。100円玉を一枚一枚いれていきます。なんだか周りから視線も感じます。まあ、学校の公衆電話で硬貨を必死にいれながら電話してる生徒がいたら、なんだこりゃ?と思うのは当然でしょう。電話口からは、ピンポンパラオン♫と保留中の音が聞こえるだけで、なかなか開発の人は電話に出てくれません。焦りました。パニくりました。そのとき、硬貨をつかもうとた指が、積み上げてる100円玉に当たってこぼれた!

あー拾わなきゃ!電話切れる!どうしようと思ってると、電話の向こうで

「お待たせしました。サイオブレードの起動に関してですね」

と開発の方が電話に出てくれました。そこで、電話待ってもらって100円拾おうか?それともこのまま用件言おうか迷いました。迷ってるうちに、

ガチャン。また電話が切れました。

さすがにこれはもう無理だわ、と思って、それから電話することはあきらめました。

それからの事ですが、不良品かな?と疑ってた「サイオブレード」はPC88持ってた友達に渡したら、問題なく動作したのです!

後に知ったところにによると、「サイオブレード」には強烈なプロテクトがかかっていたらしく、ドライブの調子によってはチェックにひっかかって読めなくなるんだとか。当時持っていたFRでは起動できず、後に購入したMHでは問題なく動作しました。それにしてもマスター買ってんのに、プロテクトチェックひっかかるとかどーよ!

このとき少し動かしただけで、「サイオブレード」はエンディングまでいってません。いずれニコ生の放送でプレイしてみたいと思います。

それにしても、T&Eソフトのユーザーサポートの方、電話ガチャ切りしてごめんなさい。イタズラじゃなかったんです。しょうがなかったんだよう。



↑結局、未プレイなPC88版のサイオブレード。購入したのにコピープロテクトが原因だなんて、んなアフォな。





※1
念のために言っておくと「公衆電話」ってお金入れると通話できる電話機です。携帯電話が普及する前は通信手段として町中に置いてありました・・いや若い人知らんと思って、一応書いとく。

※2
これも一応若い人の為に説明しておくと、このカードを公衆電話に挿入することで、カード内の度数分だけ通話できるプリペイドカード。実用性だけでなく、カードの図柄にコレクター性のあるアイテムとして発展し、アイドルの写真やアニメ絵がプリントされたものが、高額に取引された。