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ブログ引っ越し中・・・過去記事から転載(16/09/15)きよぼんのドラマにもいろいろある PART1

過去記事から転載(16/09/15)

 

これ5年前の記事かあ。ウォーキングデッドはもうすぐ完結ですね。

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映画やゲームについて書いてきたけれど、今回はドラマ。しかも海外ドラマの特集です。「えええ海外ドラマ否定派だったんじゃないの?って言われる方もいらっしゃるかもしれません。そうなんです。自分は海外ドラマみない派。それどころか否定派だったんですが、食わず嫌いもよくないかなー、って見始めるとこれがドンはまりしちゃってさー。いやあ最近は休みの日は5話分くらい余裕で観るヘビー視聴者ですよ。うん、海外ドラマは面白い!前言撤回!意見を変える柔軟性大事!反省することはもっと大事だけどな!

そんな自分がオススメする海外ドラマ。レビューとかいうのではなく、今回は未見の方に紹介させていただくという感じです。今観てるドラマは、ほとんど完結してないので、こういう書き方にしました。

といってもみんな有名作品です。なぜ有名作品ばかりかというと、海外ドラマは打ち切りがあるから怖い。これは自分が海外ドラマ否定派の理由のひとつだけど、シーズンが進んで、これから話が面白くなりそうだぞ、ってところで、視聴率がとれないなどの作り手側の都合によってバッサリ制作をやめてしまうことがある。こんなのって、ドラマを楽しみに観ていた人にとってはアフォらしいですよ。海外はビジネスライクっていうんでしょうか。日本だと何らかの形で最後までお話を完結させようとする分、誠実な感じがします。だから自分が観る海外ドラマは評価が固まって、急な打ち切りがなさそうな有名作品が中心。しかし有名作品でもときには途中で切られることもあるから、油断できないんですけどね。え?そのスリルも含めて海外ドラマはみるのが楽しみ?そんなんイヤだよ。安心して最後までみたいですう。

ウォーキング・デッド
ゾンビが蔓延する世界で生き残っていく人間達を描く。いわゆるゾンビものです。ゾンビの映画って大好きなジャンルですが、欠点は2時間で終わってしまうこと。もっともっとこの世界に浸っていたいのになあ、という思いをかなえてくれますこのドラマ。現在※S6まで制作されていて、S7以降の予定もあるので、もう何十時間とどっぷりとハマれます!

物語の尺の都合で登場人物が「オレは地獄を観てきたんだぜ」と匂わせるだけなのに対して、その地獄がどんなものだったかが描かれて観ることができるというのは面白い。多くのエピソードを重ねることができるという、ドラマの強みを生かしたゾンビモノとなっています。

最近はゾンビの映画も多様化してきて地味な話も多いですが、映画はやっぱり派手な作品が多い。ウォーキングデッドは派手な話から地味な話まで多様に取りそろえられています。映画のようにキャラがその都度変わるのではなく、主人公を中心としたキャラ達にエピソード分の厚みが加わっていく面白さがあるのがとてもいい。ソンビものが好きで未見の方には超オススメの作品です。

ウェイワード・パインズ
捜査官の主人公イーサンは、交通事故に遭ってウエイワード・パインズという街の病院に運ばれる。ケガが治ったイーサンは街から出ようとするが、不思議と街から出ることができず、しかも住民にも外へ出さすまいと妨害される。街にいるうちに住民達がどこかおかしいことに気がついて・・というストーリー。

自分はこういう何か違和感がある世界へ放り込まれる主人公、という設定が大好き!だからどーしても点が甘くなってしまうかもしれませんが、傑作なので未見の方は是非みていただきたいです。

そして未見の方にネタバレしておきます。

何をいってるんだこいつと思われるかもしれませんが、おそらくそのほうがいいと思います。
いや、これあなたのためを思ってです。

このお話、SFです。

これだけ頭に入れておいてください。2話目当たりまでを見た感じでは、横溝正史のような田舎の因習がからむ話とか、心霊的なものを期待してしまうかもしれません。しかしこれ全く違います。SFな展開がくる、と心の準備をしておいてください。自分の場合は、なんか事件ものなんだろうなあ、と考えて観てたら3話でなんだこりゃあ!?という展開があって、とっても戸惑いました

先がわからないという楽しみもありますが、その一方で全く違う方向へ話が進むと、興味を失うということがあります。それはちょっともったいないと思うので。

いやーオレって親切だなあ。え、余計なお世話・・・?

●ハウス・オブ・カード
ケビンスペイシー演じるフランク上院議員が大統領を目指す政治ドラマ。このフランク、とっても悪い奴です。目的の為なら手段を選ばない。陰謀、恫喝、裏切り、マスコミ操作と、ありとあらゆる手をつかってのし上がっていく。人から問い詰められてピンチの場面がやってきても、しゃーしゃーとウソをついて切り抜ける頭の回転の良さ。さすがのゲビン・スペイシーの演技に、視聴者はぐぬぬとホゾを噛みながらも、惹きつけられてしまうものがあります。

白い巨塔」の財前五郎もそうですが、なぜに人は「悪いこと」をする人から目を離せなくなるのでしょうか。人間は強い正義を求める一方で、お化け屋敷でも覗くかのように、こういう話をみたがるというのは不思議なもんです。

現在S4まで観ることができて、S5以降も話が続く予定だとか。観ているとS4のラストでとんでもないことに話が転びます。おそらくS5以降で、このお話の本当のテーマが語られるのではないでしょうか。政治を舞台にした権力とは何かという問いかけ。これからのクライマックスに大期待です!

ブレイキング・バッド
ガンで余命わずかを宣告された高校教師ウォルター・ホワイトが、自分の死後残される家族のために財産を残そうと、麻薬の密造密売をはじめるというお話。海外では多くの賞を受賞して、かなり評価が高い作品です。

元警察官の仕事師マイク、お金だけで動く弁護士グッドマンなど魅力的なキャラが多数登場。ストーリーも、妻の不倫、親類が麻薬を取り締まる側の捜査官であること、ライバルとなる他の麻薬製造業者などいろいろな要素がからむのですが、とっちらからず、うまく話が転がっていきます。

このあたり焦点の当て方がうまいというのでしょうか、今どんな状況で、何が危機なのかラインがまっすぐ引かれているような見せ方のうまさを感じる作りです。

それでもS2あたりまでみた人からは「たしかに面白いけど、これそんなに絶賛するような内容なの?」という意見を持たれる方もいるかもしれません。実は自分もS3でいったん観ることを中断しました。

しかし、このドラマの見せ場はS4以降!S4からはラストへ向けて一直線!そしてこれまでの伏線が一気に回収されていきます。それはもうドミノ倒しのような心地よさ!伏線といっても思わせぶりに、匂いがするくらいしつこく張られたものでなく、ああなるほどそんな意外な事がつながっていくのか!という驚きがあるのです。これはもうドラマという長い時間でストリーを語るからできることであり、感じられることでしょう。時間が長けりゃいいってもんではないですが、長い時間つきあったからこそのご褒美っていうのもあるもんです。S3あたりまでも充分面白いので、我慢して観ろっていうのは違いますが、是非最後まで観ていただきたいです。

今回はこのあたりで失礼。じゃあまたよろしくです。

※S..シーズンのことです。