あーでもなければ、こーでもない!(ここがメインになるのか??)

読書、映画、プログラミング、野球などなど。おもいがままに書いてくぞ!

外出がメンドクサイという事と義体化と●●な生活

外出ができるようになってきた

 

外に出るのがメンドクサイ性格である。良く言えばインドア派。休みの日は本を読んだりゲームをしたりするのが最高の楽しみ。プロ野球を観ながら「しっかりしろよ」と、寝っ転がってる自分を棚にあげて汗をかいて頑張ってる選手に口に出す。そんな時間でフルに土日を過ごすことがほとんどだった。でも、ここ数年は変化してる。土曜だけでも映画を観たり、どこかへ出かけるようになった。なぜか?それはテクノロジノーの進化のおかげというしかない。

技術の手助けによる華麗な休日

 

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映画を観にいくときの休日を追いかけてみる。まずは映画館の座席予約だ。ネットから劇場のページへアクセスして、自分が観たい時間の、空いてる見やすい座席を購入する。当たり前になってるシステムだけど、なかった頃は上映時間を確認するには劇場までいくか、新聞で確認するしかない。行例にならんで窓口でチケット購入しても、自由席だからいい席は早い者勝ち。最悪は立ち見だ。そんな不便や不安がなくなったんだから、ずいぶんと便利になったものだ。

チケットを購入したら劇場へ車で出発。しかしどうにも自分は道を覚えるのが苦手である。地図をみても頭の中で順序だてることがうまくできない。というか、上りとか下りとか何を基準にして?標識の「直進●●市方面」とか方面てなんだよ、アバウトすぎるだろ!なんていう疑問で脳がいっぱいになって、うまく処理できない。そんでもって標識を見たり、どこで曲がるんだろう、とか頭の中で考えてたら、ただでさえ不安がある車の運転がさらに危険になってビクビクもんである。しかし、そんな自分でも大丈夫。今の車にはGPSナビがある!ナビ様が左いけ右いけ直進だとおっしゃるがままに運転すれば、目的地まで着くんだから楽ちんだ。ただし、ナビ様の指示どおりに運転しても三車線の車線変更はヒヤヒヤもんであることに変わりはない。

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劇場へ着いてもまだ安心できない。車を駐車するという最大の難関が待っている。駐車が苦手!周りの車にぶつけないかドキドキすることになる。実際、会社の駐車場で他人の車に当てたことがあるし笑えない。とくにバックでの駐車が苦手。じゃあ前から突っ込めばいいんだけど、それだと後ろの駐車スペースに車がきたとき、バックで出なきゃいかんので余計に難易度が上がる。「ああバックで出るのどうしよう」とか考えると映画楽しめないので、帰るときは前進で出れるよう、やっぱりバックで停めておきたい。

しかしこれも今は後方をモニタに映すバックカメラがある。ミラーだとわかりにくい距離感も、カメラ越しの映像ならスイスイで画面上のラインを駐車スペースの車間ごとの区切りと合わせて停めればいいだけ。もしものときは、前後のセンサーで他の車と当たりそうになると、ピー!と警告音がなる。ハイテク機器に守られて安心。実は前の車を買ったとき、ディーラーの営業マンから「バックカメラつけます?運転に自信がないというんでなれば、別に無理してつける必要ないですよ」と言われて、「そうっすねーいらないっすねー」と見栄を張って付けなかった過去がある。10年たって新車を買うとき、バックカメラの必要性が身にしみていたので、絶対必須で取り付けた。安心は金で買えるということを学んだのだ。

劇場へ入る。これも地図情報サイトのgooglemapなどで、その場所へ行った人の写真などが上げられているので、どんな感じかイメージができているので助かる。写真なんか見ないでその場所にいってドキドキを楽しみたい、という人も多いと思うが、自分はそんなドキドキよりも安心が欲しい。地図情報サイトの写真はありがたい。

映画を観たあとは、ファーストフードなんか食べちゃう。これもスマホでメニュー確認して、専用アプリから注文してレジで受け取るだけで簡単。最近、よくファーストフード食べるようになったけど、実は入るのが苦手だった。だってレジで注文するときって、メニューゆっくりみれないし、ちょっと迷っただけで、後ろにならんでいる人の「早くしろよ」という無言の圧を感じてしまう。いざ注文しようとしても、あれとこれがセットになるとか、これはSサイズまでとか、お店ルールを把握してないとパニくることもしばしば。だからよっぽど空いてるときしかいかなかった。でも今はスマホのおかげでゆっくり選んで、ノープレッシャーで注文できる。ポテトうまうま。

というわけで、人混み苦手、車の運転がヘタ、列へ並ぶこと恐怖症、などなど数々の社会生活能力不足の自分が休日に映画を楽しめてるのは、もうこれテクノロジーの手助け以外のナニモノでもない。テクノロジーが外出させてくれている。ゴロ寝サイコー!だった自分に違う生活を提供してくれたのだ。

 

理想の自分に近づくということ

80年代の家庭用パーソナルコンピュータの広告は、可能性の言葉の羅列だった。「ワープロで文書も書ける!絵が描ける!コンピュータで作曲もできる!」なんていう言葉が踊っていたものだ。これってつまりは「あなたのなかに隠れている理想の自分になることができる」ということだったと思う。

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文書を書くには辞書で漢字や言葉を調べなければいけない。絵を描くには道具をそろえたり、下地となるデッサン能力が必要だ。音楽をつくるには音符がよめなかったら厳しい。でもそういった基本的なことはコンピュータがなんとか手助けしてくれて、隠れていた自分の才能が出てくるのでは?という期待があった。仕事の道具となってしまったパソコンは人気がなくなってしまったけど、iPadなどが人気なのは「あなたの隠れた才能」が花開く気分になるからだろう。でも実際さわってみると、そう簡単にはいかないんだけどねー。実際にコンピュータが手助けしてくれて、今まで気づかなかった意外な才能が出てくることはあるし、高度な技術を利用できることは間違いない。だけど、やっぱりクリエイティブなことしようとすると、持ってる素養や、地道な努力が必要だと気づかされるのだけど。

クリエイティブな面で万人がテクノロジーの理想のサポートを受けられるとは限らない。でもやっぱりサポートを受けて人は変わってるのかもしれない。外出めんどくさいよインドア派だよ、と言っていた自分が映画のために毎週外出するようになったというのは、好きなことをするためのわずらわしいことをテクノロジーが取り除いてくれたからだ。かつてパーソナルコンピュータの広告にあったような「隠れている理想の自分になることができる」という夢は実は気がつかないうちに実現していて恩恵を受けていた。当たり前になりすぎて、気がついてないようなことも含めて。

今までできなかったことができる。自分が拡張されていく気持ちよさ。話は一気に飛躍するけど、これって「義体化」への心の準備かもしれない。

 

義体化」への心の準備

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アニメ、マンガのシリーズ作品「攻殻機動隊」には「義体」とよばれる機械を埋め込まれ、サイボーグ化した人間が登場する。腕を強力なパワーを持つ義手に変えてみたり、目にカメラを取り付けて普通ではみえないものをみようとしたり、脳に直接ネットワークとアクセスするインターフェイスをとりつけたり、自らの体を改造するのが当たり前の世界だ。初めてこの作品を90年代にみたときは、体をそこまでいじくるなんて気持ち悪いなー、まあ遠い未来は感覚が違うのか、と思っていたけど、今現在だとすごくわかる気がする。自分がテクノロジーによって変わったように、自分が拡張されてパワーアップするのって気持ちがいいのだ。

さすがに世の中の大半の人も体をいじるのは抵抗があるだろう。でも生活や心がテクノロジーのサポートを受けることにはもう慣れきってしまってる。「義体化」することの心の準備はもうスタートしていていて、「体をいじる?それやってみたい」になるのは、わりと近い未来のような気がする。とはいっても機械的なハードの進歩、心の変化のスピードを考えると30年後くらいからなあ。それでもわりと近いと思うけど。まあ自分が生きてるうちに腕の一本くらいは変えることになりそうだ。

「エージェント・オブ・シールド」をオススメ!

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「エージェント・オブ・シールド」をオススメ!

自分が最近ハマってるドラマをオススメ。今回はマーベルのドラマ「エージェント・オブ・シールド」!記事ではマーベルの映画シリーズであるマーベル・シネマティックユニバース(以下MCU)のネタバレが含まれるのでご注意を。といいますか、自分はこのドラマをまだS2までしかみていないので、逆にコメントなどでS3以降のネタバレはご容赦ください。人には厳しく自分に甘い。

MCUとのつながりは?

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MCUにも登場する国際平和維持組織「S.H.I.E.L.D.」の活躍を描くスピンオフのドラマ。主役はエージェントであるフィル・コールソン。あれ?映画「アベンジャーズ(12年)」で彼は倒されたはずじゃ・・・と思ったアナタ、そのとおりなんです。が、しかしこのドラマでは復活している。ご都合主義ではない。生還の謎、なぜ自分が生き返ったか?というコールソンの苦悩がドラマの核のひとつとなっていく。

「エンドゲーム(19年)」でアイアンマンことトニー・スタークを失うことになったけど、このコールソンの方法を使えば復活できるのでは?もしかしてもしかしての復活あったりして!?なんていう妄想するのも楽しい

MCUでS.H.I.E.L.D.は壊滅的ダメージを受けるが、このドラマでは内部で何が起こっていたか描かれる。他にもマイティ・ソーに登場したレディ・シフが現れるエピソード、ヴィブラニウムを巡る陰謀、などなどMCUファンなら嬉しくなる要素がたくさんある。

しかし!期待させるようなこと書いてはいるが、このドラマ、はっきりいってMCUと切り離して考えた方がいい。自分も最初はMCUの番外編的な要素を楽しみで観てたんだけど、大人の事情の路線変更があったのか、だんだんMCUとの接点も薄くなっていく。しかし!だがしかし!このドラマは面白いんですよ!MCUとかどうでもよくなりました。MCUとか期待せず、このドラマ是非観て欲しい。

でもこのドラマ、ほんとにMCUから独立してしまったのかは謎。だって「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(19年)」でラストにニック・フューリーがいた場所って、あれはやっぱり…とか考えてしまうけれど。

スパイアクションだ!

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MCUとのつながりはおいといて本作の魅力に触れよう。フィル・コールソンがリーダーに抜擢されたチームの活躍を描く物語。S.H.I.E.L.D.の使命は、国を超えた脅威から人類を守ること。超常現象、怪事件、別次元や地球外からの侵入者。そして炎を操る能力に目覚める者や、怪力を持て余すようになった男、などなど特殊能力を持つ人間との接触である。彼らはヒーローとして協力者にもなり得るが、ヴィランとして危険な存在にもなる可能性も拭えない。

事件や特殊能力を持った人間に対抗するコールソンのチームは、特別な能力を持ったスーパーヒーローではない。訓練を受けたエージェントとはいえ、人間である。ゆえに彼らは協力し、自分たちの持つ特徴、能力を結集させて対抗する。チームとしてメンバーが織りなすドラマが本作の最大のポイントだ。スパイドラマであるからには、潜入やガンアクション、そして最先端の技術を生かした秘密兵器!などといった007ばりの展開も、存分に楽しめる。だけど重要なのはチームのメンバーのキャラクターの熱いつながりなのだ!

これがチーム・コールソンだ!

ここからはメンバー紹介もかねていく。動く前にやらなきゃいけないのは情報収集。担当するのは、どんなコンピュータにも侵入出来る腕前を持つスーパー・ハッカーの才女・スカイ(後に名前が変わる。これはまあ、みてのお楽しみ)。

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もとはS.H.I.E.L.D.のメンバーではなかったが、ある事件をきっかけに、コールソンのスカウトによってチームに加入する。エージェントとしては正規の教育を受けていないこともあり、作戦よりも目の前の人を助けようとして非情な組織のあり方に疑問を持つこともしばしば。彼女の若さがチーム全体に影響を与え、彼女自身の成長もドラマのポイントだ。演じるクロエ・ベネットがキュート!お父さんが中国系の人だそうで、なんとなくアジア系の我々でも親しみがわくようなルックス…のような気がする。それにしても最近の映画やドラマってなんでもコンピュータでなんでも情報が手に入ったり操作できちゃうから、誰がどこにいるのか、何があそこにあるとか、すぐにわかるので話が早く進みすぎて大変である。それだと話が成り立たない場合があるので、逆にコンピュータに侵入できない理由をつくるために四苦八苦してるよね。

未知の生命、有史以前の機械。集めてきた手がかりを研究室で分析するのはフィッツシモンズの科学者男女コンビ。

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●●エネルギーだのXX鉱石じゃないか?とか、現実からちょっとだけ浮いてるウソとホントがうまい具合にまざりあったSFな感じがよい。興味で周りが見えないくらい夢中になってる二人の雰囲気だけで楽しい。そして早口で自分の見解を速射砲のようにまくしたてる共鳴している感じに萌えちゃう。細胞やら生物に強い女性のキュートなシモンズ。そしてメカが得意分野のフィッツが創り出す秘密兵器にも注目だ。道具からくるワクワクのスパイドラマの面白さを創り出すコンビである。恋人なのか親友なのか?どうなっていくのかなあ。これもドラマの楽しみだ。

非情な組織なんである

スカイとフィッツ’シモンズは、いわば現場のバックアップである。最前線で任務にあたるエージェントもいる。

まずメリンダというキャリアある女性。

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しばらく現場を離れていたが、コールソンのお目付役としてチームに参加。サブリーダー的存在で、コールソンが意見を求める相手だ。彼女はチームの拠点となるジェット機の操縦も担当。フィッツ&シモンズの研究室、作戦会議室、尋問ルームなど、チームのオフィスはこのジェット機の中にある。チームは専用ジェットで常に移動していて、世界中の事件に対処するのだ。空飛ぶ秘密基地!なんてイカす設定なのか。実際、ドラマでも世界中が舞台となっていてスケールがでかい。それなりに映像は力入ってます。一回沖縄が出てきたけど、まあ…なんとか日本人にとってギリギリ許容範囲だったかな。

メリンダは銃撃戦はもちろん、接近戦の格闘でも強い!演じるこちらもアジア系のミン・ナ・ウエンのアクションに大注目!

そしてチームのエースであるウォード。

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戦闘、機械操作、潜入時の演技力。どれをとってもトップクラスの実力。ルックスもシュッとしてるけど、見た目通り?非情な命令にも従う生粋の敏腕エージェントである。エージェントとして教育を受け、百戦錬磨の”戦士”であるメリンダとウォードは、現場を知らないバックアップ組と対立することもしばしば。彼らの甘さにいらだつウォードと、厳しさをみせながらもチームメンバー全員に寄り添うメリンダ。チームの人間ドラマも面白い。

ドラマは進む。自分もその先は知らない

スカイには出生の秘密があるらしく、コールソンは自分がなぜ復活したかの理由、身体の変化に悩んでいる。メリンダは一人になると、どこかの誰かとコソコソ連絡をとっている。どうやらチームを監視しているらしい…エピソードごとの事件もありながら、ドラマ全体を通しての物語もスリリングだ。

さらにはS2からは夫婦でチームに加わるバーバラとハンター、大男でメカニックのマックなどさらに多彩なエージェントも加わってくる。

だけどね、ここまぜ散々スパイモノとして楽しい!って書いてきたのに、S3からはちょっと作品の方向性が変化してきてる部分もある・・この先どうなるかは是非これを読んでる人が確かめて欲しい。自分も知らないし、これからどうなるか楽しみだ。シリーズはS7まで132話もある。配信サービスの料金の元を取るには充分の作品だ。いやー時間が無限にあればいいのにね。でも毎日一話ずつでも結構観れるから気長に楽しんでいこう。SFスパイアクションの本作はオススメ!

 

ブログ引っ越し中・・・過去記事を転載(17/06/30)今こそ野球を語れよ、言葉でな!

過去記事から転載(17/06/30)

 

野球のこととか書いてたよねー

 

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@12球団の選手名、昔はホントに全部覚えてたのだ

おっさんになるとイヤらしく損得で動いてしまうものだが、若者は意味のないものに情熱を傾けてしまうことがある。自分の場合は小学生や中学生の頃、84年から85年あたりのプロ野球選手の名前と顔を全員記憶していたことがある。当時1球団60人制だったから、12球団で720人。ほんとに野球が好きで、毎日のように選手名鑑をパラパラめくりながら野球中継をみてたら、自然と頭に入ってしまったのだ。今思えばそんなことより英単語でも覚えればよかった、と真剣に後悔しているのだが・・・若さゆえの無駄である。

 

しかし、あの頃の野球にはそれだけの魅力があったこともまた事実である。ホームランしか狙わないフルスイングの門田、孤高の打撃職人である落合、スーパースター原辰徳、元気印の中畑清マサカリ投法村田兆治などなど・・・とにかく選手が個性的だった。

 

「ああ、おっさんの昔はよかった話か」ここまで読んだ今の若い人はそう思うかもしれない。いけないいけない、オレも昔自慢する大人になっちまったなあ・・・なんて反省はしない!若者よ、はっきりと言ってやる「昔の選手のほうが個性的だったし、面白かった」ほんとにそう思う。あ、やっぱりごめん。若者のみなさん、どこか行かないで・・・まあ、最後まで読んで欲しい。

 

@個性がない選手が「いい選手」の時代

ではなぜ個性がなくなってしまったのか。それは「いい選手」の定義が変わってしまったからである。「セイバーメトリクス」という考えが日本でもこの10年かなり浸透してきた。野球ファンにとっては、MLBのアスレチックスがセイバーメトリクスを選手編成に取り入れた効果で優勝し、その記録である書籍「マネーボール」がベストセラーになったことを覚えているだろう。セイバーメトリクスという言葉は、いろんな意味合いで使われたりするの注意が必要だけど、簡単に言うと「先入観にとらわれず、数値による統計データだけで野球のプレイを判断する」という考え方だ。

 

ちょっとこのあたり説明しだすと長くなりすぎるので、要点だけ抑えておこう。ほんとにざっくりなので、詳しい人は、こまけーツッコミはなしでお願いしたい。

 

たとえばホームラン40本打つけど、三振が多く守備がド下手な選手がいるとする。イメージだけで言うとホームラン40本打つという派手な方に注目がいってマイナス面にはあまり気にしない。しかしセイバーメトリクスという観点でその選手の試合に対する貢献度を数値化してみると、ホームラン40本打つことのメリットより、三振が多く守備がヘタだというデメリットがうわまっているのがデータでわかるようになってきたのだ。

 

つまりは現在のプロ野球において、「いい選手」とはプラス面以上のマイナス要素がない「欠点のない選手」である。バッティングは3割打つけど守備がヘタ。守備がめっちゃうまいけど打率が1割台とかいう一芸に秀でた「個性的な選手」はいらない。それよりも打率も長打もそこそこで、出塁率が高く、きちんと守ることができ、脚も遅くない、肩も弱くない。そんな全能力で欠点のない、マイナス要素が少ない選手を揃えるほうが野球では勝利につながる。統計データ上の分析だとそうなるらしい。いい選手かどうかを見極めるのに、昔の感性を頼りにしていた時代から、現在はよくも悪くも野球は「データと統計」の時代になったのだ。

 

「平均的な選手ばかりで個性がない。だから今の野球はつまらない」と、単純に言うつもりはない。レベルは上がっているのだろうし、現在の野球も観ていて楽しい。そこは否定しない。じゃあ何が面白くなくなったのかというと、選手の問題じゃない。選手が平均化するのはヨシとしても、その選手を語るファンの方に問題があると思う。

 

 

@数値評価全ての時代

ファン同士が野球の話をする場として、今はネット上で交流することが多い。なんかこう書くと問題ありそうだけど、リアルで野球の話することって少なくなった。野球の話を振っても「そもそも興味ないんで」と冷ややかな視線が返ってくることが多い。それぐらいならまだいいけど、「野球ですかぁ?はぁ?」みたいなケンカなら勝ってやるよ?と言わんばかりの人もいて困ったもんである。野球がこの国の国民的娯楽だったのは、とうの昔の話になってしまった・・

 

ちょっと話が横にそれた。ともかく深く野球の話をしたいと言う人はネットで議論をしている。最近は見てないけど、自分も2chねる全盛の頃にはめちゃめちゃ書き込んでいたのだ。ここだけの話だけど。

 

さて、このネット上の議論ていうのは、みんなでわいわいきゃっきゃっうふふでやっているときはいい。しかし、「どの選手が一番なのか?」のような、比較になると荒れ出して収拾がつかなくなる。そんなときにみんなが納得出来るのは何かというと、数値やデータなんである。別にネット上の野球の議論に限らず、今は世の中すべてそうなんだけど、データっていうのは考え方がちがう人達が理解しあえる共通言語となっている。

 

客観的判断ができる数値で語るのは別に問題ではない。しかし、そこで議論が終わってしまうのはつまらない。たとえば、プロ野球最速のボールを投げたのは誰か?大谷のMAXがスピードガン計測で160km/h、江川が150km/h。大谷のほうが打ちにくい。終了!とか言い出す人がいる。

 

「いやいやスピードガンに現れない打ちにくさとかあるんじゃないの?」「でも江川のほうが早く感じるけどなあ」とか言い出すと、なんか頭悪いと言われかねない。参考要素のひとつとしての数値ではなくて、数値が絶対になりすぎていて、あらがえない空気があるのは残念なところだ。これがネットだけの現象かというと、ネット上だけでなく雑誌や書籍でもそういった傾向は出てきている。世の中全般の空気として広まっているようだ。まあ、そういった本を買うのは、ネット上で議論している野球ファンなんだから、正しくニーズが反映されていたら当たり前か。

 

@今こそ言葉で語れよ野球文学青年

つまりは選手の能力もデータで表され、アベレージ型の選手が評価される時代。そしてファンもデータで野球を語る時代である。

 

だからといってプロ野球から魅力がなくなったとは言わないけど、ちょっと面白くなくなってきてるのではないか。繰り返すが、これは選手の問題ではない。アベレージ型の選手全盛の時代なら、それはそれで面白いのだ。問題はファンの「語り」が面白くなくなってきてるように思う。あまりにもデータだけで語りすぎていないか。数値やデータは誰もが納得できる指標だ。だけどそれは裏を返せば、全てのことがひとつの価値観だけに統一されてしまうということである。それって何というか面白くない。ていうかロマンがない。

 

20年後、「イチローってどんな選手だったの?」って聞かれて「OPSがXXX以上だったんだよ」ってちょっと味気ない。時間がたったとき、お気に入りの選手を数値「だけ」で語るのってつならない。間違いなんてあっていいと思う、どっちが上とか下とかいう結論も必要ない。喧々ガクガクの議論が、言葉の応酬が面白いんじゃないか。

 

もう一度言うけど、数値で語るのも悪くない。しかし、もっと言葉で野球を語ってもいいんじゃないか。ありったけの自分の言葉で好きな野球選手を語ろう。このデータ全盛の時代だからこそ、数値の中に選手が埋もれてしまわぬよう、プロ野球ファンは言葉を尽くすべきではないか。

 

数値って納得はできる。でも心を震わすのは言葉なのだ。このふたつのバランスが大事。ほら、野球だって投打が噛み合わないと勝てないからね。

ブログ引っ越し中・・・過去記事を転載(17/05/10)きよぼんのマンガにもいろいろある 読んだマンガ、感じるままに書き飛ばし! PART1

過去記事を転載(17/05/10)

ドカベン・ドリームトーナメント編がまだスタートしたばかりの頃に書いた記事か。

 

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きよぼんである。映画や本をとりあげてきたが、今回はマンガ。読み手のみなさんにとってはどうでもいいことだけど、今回は「だ・である」調でいてみる

リングにかけろ
         車田正美 



必殺パンチと魂を揺さぶる男の生き様で、当時の少年たちを熱狂させたボクシング漫画「リングにかけろ」。前作終了から17年後のまさかの続編。

前作の主人公・高嶺竜児の最大のライバルだった剣崎潤。剣崎は竜児の姉・菊と恋人関係だったのだが、この二人の間には子供が生まれていた!それがこの続編の主人公・剣崎麟童である。

この麟童くん、すっかり反抗期。母親に苦労をかけた父の生き方を憎み、街でストリートファイトなんかをやっている。そんな彼がやがて父と同じボクシングの道を目指すというのがストーリー。

剣崎の息子・麟童だけでなく、前作の人気キャラクターである志那虎、ヘルガ、スコルピオンなどにも息子が登場するというのは前作ファンにはうれしい。影道の塔に登ったり、ジュニアの世界大会で完全勝利を目指したりと、これまた前作でおなじみのエピソードや、台詞を目にすることができるのは涙ものである。

じゃあ単なるおっさんの同窓会マンガなのか?と言われると、それだけでは終わっていない。

前作の主要キャラクターには子供があり、その子供たちは運命に導かれるように、自分の親と同じ試練に出会う。そこに世代間の反発があり、理解があり、成長がある。ただのエンタメ作品ではない。前作をなぞってるだけの懐かしバカマンガのふりして、実は世代継承の物語なんである。

前作の主人公、高嶺竜児は世界タイトルマッチの直前、姉ちゃんから強引にやらされたボクシングだったけど、自分は幸福になれたとつぶやく。一方でこの物語の主人公・麟童は自由で、何をしたらいいのかわからずに街をふらつく。正に時代。この2つの世代が交錯する物語だ。

ただこのマンガ、正直に言うとですねえ・・・展開がムチャクチャなんである。荒唐無稽という言葉でも擁護できないくらいハチャメチャ。だが、それがどうした!熱い!ひたすら熱い!ズシンと胸にくる台詞、拳を振り上げたくなるかっこいい絵にあふれてる。技巧も大事。でもやっぱり創作っていうのは熱量!マンガ作品として読むんじゃねえ、作家・車田正美の魂の叫びを感じるのだ。

ドカベンドリームトーナメント編
          水島新司




週刊少年チャンピオンで連載中。「ドカベン完結編」と宣言されている作品。

ストーリーはプロ野球のチームがトーナメント大会で戦うというもの。しかも舞台は甲子園。延長無制限。DHなし、予告先発なし。こんなの現実にはありえない。だけどオレはこれが好きなんだという、水島新司先生のオレオレなルール設定。

そしてキャラクター陣は「球道くん」「一球さん」「野球狂の詩」「ストッパー」「光の小次郎」「男どアホウ甲子園」などなど・・・

水島新司マンガのキャラクター総出演!

しかも主人公クラスだけでなく、こんなん誰もしらねーだろ!という脇役まで登場。さらに言えば「男どアホウ甲子園」の藤村甲子園なんて、引退して「大甲子園」にグラウンド整備員として登場してるはずなのに、なぜか現役時代の姿に戻って登場。時空さえゆがめてしまっている!

もう何でもあり。やりたい放題の水島ワールド。水島新司のキャラによるスーパーロボット大戦状態である。

作家が晩年に自分の作品のキャラを総結集させるというのは見かけないことはない。しかし、ここまで徹底したのはなかなか珍しい。それができるのは野球という、作品間を共通するつながりがあるからにほかならない。野球マンガの世界をひたすら追求してきた、水島新司にしかできない芸当だ。

失礼な言い方をすると、水島先生の年齢的にも引退作品のような形になるはず。作家生活の晩年に自分のキャラを総出演させて終わるとか、なんという素敵で夢のような人生だろう!

こまけーこたあいい。もう、これは水島新司先生の偉業をひたすら楽しむマンガである。

●大きく振りかぶって
          ひぐちアサ



スーパーキャラクターが活躍するドカベンとは対局の野球マンガ。全くもって普通の高校球児が中心となる野球部の物語。

小池一夫さんは「マンガはキャラクターが全て」とまで言い切る。魅力あるキャラクターをつくるのは難しい。でも作ることができれば自然と物語は転がっていく。「バカみたいに正義を信じてる」「絶対に勝ちたい!」などなど、主人公の強い意志によって、周りの人が影響を受けて動いていく。

でも登場人物が「普通」の人ばかりだとそうはいかない。誰も強い意志で行動に出ることがないからだ。

「こんなのリアリティがない。こんな人いない」とフィクションのことを言う人いるけれど、普通の人ってつまらないんだよね。

それでも「普通の人」だけで物語を動かしちゃうのがこのマンガの面白いところ。一人の気持ちや行動が、他の人に影響をあたえ、少しずつ少しずつ人が成長し、関係が変わっていく様を丁寧に描いてる大傑作なんである。とんでもなく細やかで素晴らしい。

作者のひぐちアサさんという方女性だそうで、なるほど男性にはない繊細なセンスをお持ちなんだなあ、という気がする。オススメマンガ。

なんかネットみてるとひぐちさん、小さい頃はドカベンのファンだったそうである。そこはなんかドカベンファンとしてはニヤリとしてしまう。



進撃の巨人
          諫山創



最新刊買いました。一応読んでますが、斜め読みです。正直言うとですね。もうね、話しが全くわからんのです。

何巻ぐらいからわからなくなったかなあ。自分の理解度もあるのでしょうが、キャラクターがドイツ名とかで頭に入ってこない。そもそも初期は絵に問題があって誰が誰か見分けがつかないとかいうのも、あるんじゃないかな。

再トライしてみたい。でもアニメみたほうがいいかも。誰かよくわかるWikiみたいなのあれば教えて欲しい。


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というわけで今回はこんなところで。今回「だ・である」で書いてきたけど、次回どうするか微妙だなー。マンガについてはまた書いていきますのでよろしくー!

ブログ引っ越し中・・・過去記事を転載(17/04/06)ストリーミングサービスを紹介してみる

過去記事を転載(17/04/06)

 

当時とは大分状況が変わってしまった。改めてまた書き直します。

 

21年現在ではNETFLIXの評価は大分下がりました。逆にU=NEXTには再加入して大満足しています

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@ストリーミングサービス使ってますか?
ストリーミングサービスっていうもんが、世の中に出始めたからずいぶんたつが、定着したのか、定着してないんだかよくわからないところです。映画やアニメとかよく観るって人は、もう当たり前のようにどれかのサービスに入ってる。しかし、マニア以外の人に範囲を広げると、どのサービスも入ってないっていう人のほうが多い。というか、入ってない人がほとんどというのが、いろんなところで見聞きした実感です。じゃあ、みんなこういうサービスがあることを知らないのか?っていうとそうでもない。マニアまでいかないが、ちょっと興味があるっていう人ならhuluやnetflixっていう名前は聞いたことがあり、入会を検討するところまでいくみたいです。しかし、なかなか毎月お金を払うまでにはいたらない。踏み切れない人が多いようです。

お金とか、内容とか、使い勝手とか、そもそも自分がみたい番組を観れるのかなどなど、いろいろあって迷うよね。というわけで、何か参考にしていただければと思い、自分が入ってきたストリーミングサービスについての紹介と雑感を書いてみる。

※!!各サービスの内容は日々変わってます。書いてある内容は基本的に2017年4月時点のものです。U-NEXTについてはだいぶ前に退会してるので、情報がかなり古いです。

@ストリーミングサービスは便利!・・なはずだ
ストリーミングサービスって何が便利って、好きなときに好きな作品が1クリックでみれちゃうところです。時間を選ばず、パソコンやタブレットでもOK。DVDを入れ替えるなんていう、わずらわしいこともないです。これ、めんどくさがり屋には最高です。

テレビだと、番組表をみて、チャンネルを合わせて時間通りにテレビの前に座らなきゃいけないストレスがあるんですよねえ。じゃあ録画してみればいいやん、と言われますが、意外と録画ってめんどくさい。忘れちゃったり、録画に失敗したり、ため込んで後から観ようとしても、HDDの容量はすぐにいっぱいになります。自分はパソコンにスカパーを録画しまくっていたのですが、HDDを7TBまで増設しました。アフォです。めっちゃ金かかりました。それにスカパーは家の屋根にアンテナでつないでいたので、雨がふったりすると電波障害ですぐに録画失敗ですよ。ドラマ全話録画してたのに一話だけ録り逃したり・・・もうやってられませんでした。

ストリーミングサービスはそんなストレスから解放してくれます!それに放送される種類もストリーミングのほうが豊富。テレビは1日24時間しか枠がないですが、ストリーミングサービスは時簡による枠制限もなく無限!・・・というのは言い過ぎですが、廃人になるほど用意されてます。

しかしですねえ、「それでもやっぱりテレビがいい」っていう人多いんじゃないかと思います。自分の部屋じゃなくて、居間のデカイテレビで観たい。いや好きな番組観れることにこしたことないけど、要は居間でリラックスしたいっていう人。ソフトだコンテンツだ!といってもそんなの関係なくて、一部の人にテレビがやっぱり強いのは、もう日常生活にぴったり貼り付いてるからでしょう。これってやっぱり世代的なものなんでしょうか。世代交代が進むと変わる気もしますけども・・そう考えるとストリーミングサービス普及はまだ遠いのか!?

@売りはドラマ!
ストリーミングサービスと言えば、映画とドラマ。映画のほうが人気ありそうですが、ストリーミングサービスで一番楽しめるのはドラマの方なんです。そしてストリーミングサービス側もドラマをウリにしています。

映画は2時間で終わりますが、面白いドラマは何十時間とお客さんを引き留める力をもってるためです。各ストリーミングサービスとも、入会のキラーコンテンツとして、魅力あるオリジナルのドラマ製作に躍起になっています。

そんなストリーミングサービスがつくるドラマなてしょぼいだろ?という印象をお持ちの方も多いと思いますが、これがどーしてどーして、すんごいクオリティです。また、それだけお金をかけてもペイできるだけ、ストリーミングサービス市場は広がってるんですよね。テレビ局製作のドラマを買うだけでなく、逆にストリーミングサービスが製作したドラマを売ったり、共同製作も目立つようになってます。

各サービスとも良質なドラマが、これでもかとそろっています。ドラマ好きにはほんとたまらんです。もう何時間も観てしまいます。惜しむらくは海外作品は元気なんですが、日本製作のドラマはあまり元気ないんです。これからとんでもないものが出てくることに期待したいですね。

@全部契約するのはやめようね!
どれかのサービスに入ろうとしてる人にひとつだけアドバイスを。サービスにはそれぞれ特徴があります。そしてどれを選んでも、あなたが観たい作品が100%観れるわけではない、ということを肝に銘じておきましょう。選ぶのめんどくさい、自分が入ってるサービスで観ることができない作品があるなんて我慢できない、といった理由で全部入るのやめましょう。そんなやついないって?いや、いるんです。自分みたいなやつが。

ストリーミングサービスではないですが、自分はスカパーと契約してた頃、あらゆる映画やドラマのチャンネル入ってたんです。月に2万円くらい払ってましたかねえ。いやほんとバカヤローです。時間的にみれるわけないです。でも、観ることができない番組あるの許せなかったんです。日本映画専門チャンネルに入会してても、東映チャンネルでしか看板映画である「バトルロワイヤル」は放送されなかったりしますからね。

ストリーミングサービスでも必ず同様のことが起こります。自分の契約してるサービスでは観れないのに、他のあのサービスでは観れる・・・じゃあ、あっちも契約するか!これ泥沼です。必ず自分の欲求にセーブかけましょう。お金は大事です。万能なサービスはないと心得ておくこと大切です。それに「スターウォーズ」やジブリなどの、大ヒットした超一線級作品は、今のところ月額で観れるサービスがありません。

観たいけど観れない作品が出てきたときは、それこそTSUTAYAなどのレンタル使う、有料のネットレンタルを利用する、テレビの放送を観るとかいう方法を検討してみて下さい。違う方法大事です。月額ストリーミングで全部見てやろう、というのはケガしますよ!え・・・今の自分ですか、hulu、netflixamazonプライム入ってます。病気治ってません。これから書くことは現患者からの貴重な体験談です。

それでは順に自分が契約してきたサービスを紹介してみましょう

@hulu 日テレ買収以降は丸くなった



FOXグループと強い関係にあり、海外テレビドラマに強いというイメージがあるhulu。人気ドラマ「ウォーキング・デッド」を観たいがために入会されたという人も多いのではないでしょうか。

しかし現在はあまり優位性がないように見えます。他のストリーミングサービスがいろいろと登場し、そちらにもFOX製作のテレビドラマが提供されるようになったので、「huluじゃないと観れない」という特徴はなくなってしまいました。他サービスと比べて、あまりラインナップに差がなくなりましたね。

それでも「最速でみることができる」という強みがあります。huluでは日本版のFOXチャンネルをリアルタイムでストリーミングで放送しています。スカパーやBSのテレビ放送をまんまブラウザなどで観ることができるということですね。また、チャンネルのリアルタイムストリーミングだけでなく、ドラマ放送日の数日後から5週間という限定ですが、huluでも観ることができます。だいたい海外製作のテレビドラマというのは、テレビ放送から1年ぐらいたたないとストリーミングサービスで観ることができるようになりません。少しでも早くドラマの続きを観たい!という方には非常に嬉しい特徴となっています。まあ、「別にそこまでして観たくないし、1年なんて全然待てるよ」という人もいらっしゃると思います。そこがhulu選ぶかどうかのポイントかも。自分は「ウォーキング・デッド」を少しでも早くみたいので入会してる感じですかね。

※同じようなFOXのリアルタイム放送はdTVでもやってるようです。ただTwitter観てると、「ウォーキング・デッド」放送中にサーバーダウンするとか、今のところいろいろ問題アリのようですね。


huluのもうひとつの特徴と言えば、日本テレビが買収したことで、日本テレビの番組が豊富に観れることでしょう。おなじみのバラエティやドラマなどが観れる安心感。最近はドラマのスピンオフをネットで公開、という動きもあるので、好きな作品にズッポリはまりたいファンには嬉しいところ。そして自分的に一番嬉しいのは、なんと巨人戦を試合開始から終了まで生中継してるんですよ!おっさん野球ファンも満足です。

総合するとバラエティから映画、ドラマまでかなり幅広くそろってるという印象でしょうか。始まった当初は、海外の有名ストリーミングサービスが日本に黒船としてやってきた!と騒がれましたが、日本テレビが買収してからは方針転換。とんがってた少年が、いつの間にやら丸い体型のおっさんになってしまった感じ。今では子供から大人までいろんな趣味の人が幅広く楽しめる家族向けのサービス放送になっています。「どれ選ぼうかなー、正直どれでもいいんだよなー」という場合は、大きく外れがないhulu選ぶのもひとつの手です。
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評価!!

映画:★★★
 幅広く充実。昔の年代の作品も増えている。
 劇場公開される映画の関連作品が一挙配信されることもあり。

ドラマ:★★★
 FOX系、日本テレビ系強し!

ドキュメンタリー/バラエティ:★★★
 日本テレビ系のバラエティ。「ヒストリーチャンネル」「ナショナルジオグラフィック」からの番組多数。海外のリアリティーショー なんかもあり

総合:★★★
 日本テレビWOWOW、FOXなど、強い関係にある各社が積極的に参加してる姿勢がうかがえる。参加会社と連動する作品を配信、オンライン試写会などのイベントが多い。
操作性も特にストレスなし

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@U-NEXT いろいろと細かいストレスが溜まった



以前入会していたのですが、1年くらい前に退会してしまいました。使い勝手などはかなり情報が古くなってるかもしれません。そのときに感じたことを書きます。結論から言うと、自分はオススメしません。

動画の再生にsilverlightを使っていて、自分が使っていたブラウザ、chromeと相性が悪かったんですよねえ。再生するだけでも設定が必要だったり。それはまあ自分の環境だからいいのですが、ちょっとなー、と思ったのが操作性でしょうか。

たとえばドラマを1話最後まで見ます。huluやnetflixなどでは、そのまま放っておいてしばらく待つと、自動で次の回を再生してくれます。しかしu-nextはイチイチ自分でクリックして再生を始めなければいけません。ええええそんなことで!?と言われるかもしれませんが、こういう細かいところが、いろいろと気が回ってなかったんですよねえ。

そして1990円と、他のサービスと比べて結構高い!なのに、観ることができる番組が少ない!・・・と感じてしまうのです。

どういうことかいうと、huluやnetflixは月額料金を支払えば、配信されている作品は見放題です。追加料金を支払うことはありません。U-NEXTの場合は見放題の作品と、有料の作品に別れています。

おそらく見放題で観ることが出来る番組数は他のサービスに劣ってないのでしょう。しかし、ちょっといいコンテンツ観ようとすると、有料の表示が出てきます。なんか騙されてる感というか、ストレスが溜まりました。他のサービスの倍くらいの料金払ってるのになあ、というのもあります。いい年したおっさんが、せこいかな??

ただ、U-NEXTは入会してると月に700ポイントくらいもらえました。有料の映画が1本500ポイントくらいだとすると、冷静に考えればそれほど高くありません。ポイント進呈することで、DVDのレンタルサービスを利用するようなお客さんを取り込みたいということなのでしょうか。有料サービスを使って欲しいという狙いもあるのでしょう。このあたりは好みが分かれるところだと思います。自分は高いか安いかの前に、一定料金を支払えば、どの番組も見放題のほうがストレスなくていいですねえ。もちろん有料も利用しますが、月額料金と有料が混在するこのサービスは合わなかったですね。

そして、なんだかんだで退会してしまいました。ひとつひとつは小さなことなんですが、チリも積もれば・・・というところです。でもほんとこういうサービスってソフトの充実が大事!みたいに言われますが、それと同じくらい、「使ってて気持ちいい」!ってほんと大事だと思うのですよ。
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退会から時間たってるため、評価はやめときます

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@NETFLIX 映画フリークにオススメ!



スタートレックが全部観れます」

普通の人には「ふーん」としか思わないことですが、「なんだそれ!うれしいぃいい!」というマニアには超オススメのサービスです。

総じて、映画とかドラマが好きな人のツボを押すような作品選定がお見事。

ストレンジャーシングス」「THE OA」など良質なオリジナルドラマを制作。年に数本とかじゃないですよ。普通だと見切れないくらいの本数揃ってます!加えて日本では劇場未公開の映画をラインナップに加えたりしてくれるのも嬉しいところ。ドキュメンタリーなんかも充実してます。

NETFLIXとしては「スポーツ中継や音楽番組の配信は行わない」のが方針だそうです。その分、映画やドラマなどに注力されるとのことなので、特徴がはっきりしています。その言葉通りの作品が揃えられているので、特に映画やドラマのファン、マニアの人にはこのサービスがオススメです。
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評価!!

映画:★★★★
 新作、名作、マニアをうならせる秀作まで作品充実。劇場未公開作品の配信をすることも。
 最新作に力が入ってる一方、過去作は充実不足。これからに期待

ドラマ:★★★★★
 クオリティの高い作品続々登場中。チャレンジングな作品もあって、マニアはよだれ出まくり!

ドキュメンタリー/バラエティ:★★★
 濃いめのドキュメンタリーが充実。あえて言うと、映画や音楽などカルチャーを取り上げた作品が多いかな?バラエティは少数。
その他:★★★★★
 映画、ドラマファンには間違いなくオススメ!でも、他のジャンルが観たい人は、別の選択をしたほうがいいかも

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@Amazonプライム 嘘みたいなコストパフォーマンス



安くて充実のサービス。他と違って年額一括払いですが、3990円。月になおすと300円チョイという安さ。さらには動画を見ることだけじゃなくて、AmazonMusicというサービスも利用可能で、音楽配信もきくことができます。googlemusicなどの音楽配信サービスは、だいたい月額1000円くらいなので、動画+音楽で300円というのはかなり安価。さらにさらにamazonでの送料優遇とかKindle関連でもサービスがあったりと、これでもかとてんこ盛り。いやー巨大企業は恐ろしいですね。長いものには巻かれておいて損はありません。

「安い分、作品が少ないんだろ?」と言われそうですが、全くそれはありません。他のサービスと同様の作品がそろっています。むしろ他のサービスでは観ることができない作品が多くアリ!昔の特撮作品に関してはここが最強。シンエイアニメも豊富。映画については過去作が一番充実してるのは、今のところAmazonだと思います。

P・K・ディック原作の「高い城の男」、タイトルきいたらもうここしか流せない「仮面ライダーアマゾンズ」などオリジナルのドラマの製作なども積極的。この充実、ちょっと怖いです。なんかこの会社、何が何でも人をamazonに集めて、本気で世界征服しようとしてる気もします。

惜しむらくはちょっと操作がゴチャゴチャしてわかりにくいかな。でもまあ気になるほどでもないです。

とにかくコストパフォーマンス的には圧倒的なので、サービス入ってみたいけどお金が気になるという方にはオススメ。ただ冒頭にも書きましたが、月額300円ちょいと言っても、年額一括で3990円なのでご注意を。
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評価!!

映画:★★★
 過去作が充実。他ではないものも、amazonなら観れるかも。

ドラマ:★★★★★
 オリジナル作品充実。ドラマも過去作豊富。特撮やアニメのラインナップも、他ではみられないくらい揃ってます。

ドキュメンタリー/バラエティ:★★★
 まあ、普通。しかし最近はオリジナルのバラエティ番組を製作、配信したりと力いれてきてるところ。

その他:★★★★★
 音楽配信もきけるし、とにかくコスパ最高。料金が気になる人はこのサービス選んでおいて間違いなし。映画、ドラマで書いたことの繰り返しになるが、とにかく過去作が充実してる。まさにamazon

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@まとめ:出会いを楽しんで!
さていろいろと書いてきました。皆さんの参考になるかどうかより、自分の思いを吐き出しただけの文章をだらだらと書いただけになってしまいました。

ストリーミングサービスの楽しみ方としては、「無駄を楽しむ」のがいいかなーと思います。好きな作品にあわせて各サービスの入会、退会を繰り返すのもいいでしょう。しかし、その見方だけだと、思わず名作に出会う、という機会が少なくなるということでもあります。昔、テレビしかなかった時代は、常にテレビを点けていたので、たまたまいい映画と出会うということがよくありました。ネット時代は自分で作品が選べる一方で、好みが偏ってしまう傾向があります。

なので、どれかのサービスに入って、ちょっと面白そうな作品が出てきたら気軽に観てみる、というのがいいのではないでしょうか。ストリーミングサービスは、DVDを入れ替えたり、時間にあわせてテレビの前に座る必要はありません。クリックするだけ、時間は好きなときでオーケー。おもしろい作品をいっぱいみましょう!

くそーあふぉみたいな長文かいてしまったぁあ

ブログ引っ越し中・・・過去記事を転載(17/02/11)ポプコムを語る その10 87年頃の誌面から

過去記事を転載(17/02/11)

 

87年ていうと、ポプコムがガッツリゲーム雑誌になった頃ですねー

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当時、8bitPCの中心的存在だったPC88SR。この年87年は発売から2年が過ぎた頃です。2年間の経験を元にして、プログラマがハードの性能を存分に引き出し、技術的に優れたゲームソフトがたくさん登場した年でした。またPC98でも16bitならではのソフトが出てくるようになり、アクションゲームに強いMSX2も人気を集めれば、ハイエンド向けのX68000にも羨望の眼差しが向けられるなどなど、正にパソコンゲームの全盛期がやってきた時期です。そんな時にパソコンホビー誌から、パソコンゲーム誌へと方針転換したかのように見える87年のポプコム。実際はどんな様子だったのでしょうか。のぞいてみましょう。


@表紙とキャッチコピー



昨年までは芸能人を使用したCGが表紙でしたが、この年からアイドルの女の子の実写になります。一見、パソコン雑誌には見えないですね。学習誌のイメージから脱却し、幅拾いホビー誌であるということを表す意味もあったのでしょうか。非常にキャッチーだったと思います。

ですが、当時中学生だった自分には、女の子が表紙の雑誌を買うのってハードル高かったです。いやー別に悪いことではないと思うんですけど、レジに持っていくの恥ずかしかったです。特に自分が住んでる地域はすぐ近くに大学がありましてですね、バイトの女子大生が本屋さんのレジ係にたくさんいてたわけですよ。そのお姉さんの前にアイドルが表紙の本を差し出すなんて変に思われたらどうしよう、って悩んだりしてました・・・まあ、お姉さんはなんとも思ってなかったでしょうけどね。でも当時の自分には大問題だったのです。思春期の少年の心は微妙なの!

持って行く前に「オレはパソコン雑誌買うんだ!」って気合い入れたりしてました。



表紙に登場したアイドルの紹介記事も載ってました。だいたい登場する女の子はまだまだ世間に知られていないデビュー直後の新人さん。ポプコム読んでるうちに、自然とマイナーなアイドルに詳しくなってしまいました。学校で「あのCMに出てるのって●●ちゃんだよね?」とか言って「なんで知ってるの!?」と驚かれたこと何度もアリマス。



キャッチコピーは「Let's Enjoy Computer Life」に変更されました。昨年までの「おもしろくて役にたつ新感覚マイコン雑誌」と比べると、コンピュータを学習するという空気から、楽しむこと優先に変わったというところでしょうか。

@紙面



ゲーム記事が中心となっていますが、パソコンをクリエイティブな事に使いたい人のための記事も健在。ダビンチを使用したCG講座や、サウンド関係に投稿プログラム、特集記事では3D技術の入門やハードウェアの解説なんかもあります。ただ、ポプコム初期から続いていた3つの連載が姿を消しています。これからの社会とコンピュータのあるべき姿が書かれてきた「POPCOM提言」が86年末に終了。総監修を努められてきた渡辺茂さんのコラムも87年7月号で最後に。そしてBASICの入門マンガ「おれたちマイコン族」も87年9月号で最終回を迎えています。大幅に内容が刷新されたというわけではありませんが、雑誌の内容は確実に変化を迎えていました。

@カラーページ:ゲーム紹介



主にはゲームの記事となっています。「RPG同時進行レポート」などの、攻略法を連載記事にしたものと、新作ゲーム紹介が中心です。86年頃と比べると毎月取りあげられるソフトの数が大きく増えました。単純にページが増えたこと、発売される新作ソフトが多くなったことが原因でしょうか。

86年までは「ザナドゥ」や「ハイドライドⅡ」など、発売された後も息長く取りあげられる作品がありましたが、87年に入るとそのような傾向は減少していきます。

そして攻略法の記事よりもゲーム紹介、なにより発売前の新作の紹介に徐々にシフトしていきます。当時の自分も発売間近となった「ソーサリアン」や「ハイドライド3」の速報記事にワクワクしてた覚えがありますね。

新作の紹介が中心となっていった理由としては、この年に登場した「イース」「ジーザス」などのストーリー型ゲームには攻略記事というものが成り立ちにくくなったこと。また攻略記事などは別冊としてまとめて提供するという形が主流となったからでしょう。といっても87年はまだまだ過渡期で、この後からはっきりと誌面に現れるようになってきます。



これまで「ポプコムソフト」というブランド名でパソコンソフトを販売してきたポプコムですが、この年、初の本格派RPG「サバッシュ」の製作をスタートさせます。開発は87年に開始され、同時に毎月のように開発のレポート記事が掲載されるようになりました。

ゲームデザインは「円丈のドラゴンスレイヤー」を連載していた三遊亭円丈さん。鋭い視点でゲームソフトをバッタバッタと斬り倒していた円丈さんのセンスを生かして、既存のゲームとは違ったゲームを作ろうという企画でした。

ポプコムという雑誌とのつながりが深いソフトだったせいか、ほとんど他の雑誌では取りあげられることがなかったため、知名度は今ひとつなところもあります。しかしプレイしたことがある人は熱狂的ファンの多い作品です。完成された作品は、なるほど円丈さんらしいユニークなアイディアがあり、ヤケクソのように詰め込まれた大量のデータも入ってるし、技術的にも素晴らしくなかなかの名作と言えるでしょう。

しかし!ああ・・しかし!あくまで自分の私見ということを強調しておきますが、ソフトの出来とは別のところで、ポプコムという雑誌にとってこのソフトの影響はマイナスのほうが大きかった気がします。




当初87年12月末だった予定を大幅に遅らして、発売されたのは88年12月。円丈さんご自身が様々な機会に「Bディスクは勝手に作られた」「実は8割仕事が終わった時点で喧嘩して降りてしまってて名前も外してと頼んだ」などと発言されており、完成まではいろいろトラブルがあったようです。

最初のうちは「円丈のドラゴンスレイヤー」の方でもサバッシュについて書かれていたのに、徐々になくなっていきます。

ポプコム誌面でサバッシュについての記事が何度も取りあげられても、ソフトはいつまでたっても発売されない。本作のプロデューサー?だったライターのJD加藤さんが主に書かれていた開発レポートは毎月発売の遅れを謝るばかり。なのに、なんかはっきりしたことが伝わってこない。となってくると「あ・・・これ開発者たちのマジなケンカだ・・」と不穏な空気を感じていました。

自分はこのサバッシュの完成までをみていた一読者として、このサバッシュというソフトでポプコムという雑誌が疲れ切ってしまった。勢いを無くしたように見えるのです。みなさんはいかがでしょうか。全然そんなこと考えたこともない!という人のほうが多いのかな?コメントなどで意見をいただきたいところです。

ネガティブなこと書きましたが、記事としての開発レポートは面白かったですね。RPGってこうやって打ち合わせして作っていくんだ、というのが興味深かった。

サバッシュについては、とてもここで語り尽くせません。雑誌との兼ね合いやら、ゲーム本体の魅力やら、いろいろな視点でまた別の機会に語ってみることにしましょう。

@広告
パソコン本体ではNECとシャープが広告を出していますが、あれほど蜜月関係だった富士通の広告が消えています。この時期、富士通はログインには広告出していたんですけどね。





この年の中盤あたりから、裏表紙はシステムソフト。システムソフトの広告ってシンプルでカッコいいんですよね。ゲーム画面さえも載せない思い切りが良かった。この裏表紙の時代、好きですねー。
@白黒ページ:学習漫画でないマンガが載り始める



これまでBASIC言語の学習ハウツーマンガを掲載してきたポプコムですが、ゲームの攻略のハウツーマンガが連載されました。ソフトの題材は「ガンダーラ」。単に攻略の手順を追うだけでなく、各キャラクターに工夫があって、しっかりと笑いまでとるというかなりよくできた作品です。さらに、こちらもゲームから題材をとった「サイキックウォー」が連載されます。こちらは攻略関係なしの一般的なストーリーマンガとなっています。このあたり、雑誌がパソコン学習誌という面から脱却を図った新しい試みだったのでしょう。マンガはこの後も誌面の中で重要な役割を果たすようになっていきます。

ポプコムのマンガについては下記にまとめたので、こちらも是非
http://ch.nicovideo.jp/tool/blomaga/edit?article_id=1074700

技術情報は相変わらず健在。今みるとほんと充実してますねー。当時、ほとんど読んでなくてすいません(´・ω・`)

@まとめ
87年のポプコムというと、自分としては「ゲーム雑誌」という印象でしたが、今回あらためて観てみると、意外とそうでもなくしっかりとハードや技術の情報が載っていました。しかし、そうは言っても先に挙げた看板連載が終了したり、攻略マンガなどの新しい企画が始まっています。

以前はハードや技術系の記事は文章が固めのものばかりだったのですが、この時期になると柔らかく砕けた感じのものも載るようになってきました。おそらくはこの時期、ポプコムははっきりと中学生と高校生をターゲットにしぼったのではないでしょうか。さらには「イース」などのストーリー型のゲームの登場でゲームの質が変化するなど、雑誌の外の部分の変化も大きかったのでしょう。

表面的には変化がみえにくくても、見えないところでは確実に地殻変動が起きていた1年といえます。そしてその変動は翌年あたりから目に見える形になっていくのですが・・・それはまた次回!

@まとめその2
うーん毎回書いてて怖い。本紙を調べてはいますが、基本的に自分の主観を語ってるので、「それ違う」と言われても仕方ない(´・ω・`)。いずれ最後までいったらみなさんのご意見のをいただいた上でリライトしたいですなー。

ブログ引っ越し中・・・過去記事を転載(17/01/09)読んだ本、感じるままに書き飛ばし! PART3

過去記事から転載(17/01/09)

 

読書感想最近書いてないよね

 

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きよぼんである。最近、ですます調にするか、だである調にするかで悩んでいて、文章がグラグラである。そんなきよぼんが最近読んだ本の感想を一言で書き飛ばし.

ダンジョン&ドリーマーズ
ウルティマ」「ドーム」「QUAKE」など、PCゲームの開発者へのインタビューと、そのゲーム達が、ファンにどのようなムーブメントを起こしたのかが書かれたドキュメント本。

RPGファンの自分は「ウルティマ」目当てで読み始めたんだけど、どうしてどうして後半部分もかなり面白かった。ゲームとは開発者がつくり、プレイヤーが遊んで終わり。というだけではない。ゲームをプレイしたファンは横のつながりを持ち、コミュニティがつくられる。特にコンピュータの時代はネットワークを通して同じ趣味のものが集まれるということが、最高に楽しいということを、年代ごとの変化とともに書かれてあって面白い。

ゲームセンターを舞台にしたドラマ「ノーコンキッド」の中で主人公・渡辺が言う

「ゲームはただの遊びじゃねえ。おれにとってゲームっていうのは誰かと仲良くなれるキッカケだ」

という正にその通りの話。ゲームとは画面の中でキャラクターを操作するだけでなく、リアルの世界を広げてくれるものである。ゲームを語る時は、どーしてもその視点が忘れがちで、おろそかになるんだけど、実は黎明期から現在に至るまで、ゲームにはその力があることを本書は思い出させてくれる。

そう考えると、今のソシャゲーっていうのも否定的になれないですねえ。ゲームっていうメディアについてあらためて考え直すキッカケになった。良書。

グロテスク/桐野夏生

美貌の妹と、本当に姉妹なの?と疑われるほど容姿に差がある姉。

妹への嫉妬をにじませる姉の独白形式で始まる物語は、人間のグチャグチャドロドロのグロテスクな心の中をみせてくれる。

小説読んでるって言うと

「映画かドラマになってから観てもよくね?」

とかいう人いるけど、そうじゃないんだよなあ。特に人の心の中を核心に描く作品っていうのは、映像だとやっぱり一段落ちる。それが楽しめるのは文章という表現である小説を読んでいる人達の特権である。この作品は小説ファンが「これぞ小説!」と拍手したくなる作品。桐野夏生さんの圧倒的な文章が素晴らしい!

実はこれで読んだのは6回目ぐらい。2年に一回程度、この暗ーい心の中に触れたくて、いや、自分がまだ正気であることを確認したいのかもしれない。ついつい読み始めてしまうのである。

注文の多い料理店/宮沢賢治

この歳になってなんだが、宮沢賢治に初挑戦で読んでみた。

う・・・うーん。全く自分とはあわなかった。「グロテスク」のところで、小説とは文章を楽しむことだと書いたけど、その文章が全くあわなかった。お話は面白いと思うのだけど、読んでると辛かった。

今度、アニメでもあれば観てみよう。

・・・さっきと言ってる事違うやんけ!というツッコミはナシで。小説があわなかったら、映像でみてもいいんじゃね?(開き直り)

ゲームを作りながら楽しく学べるHTML5+CSS+JavaScriptプログラミング
/田中健一郎 著

だいたいプログラミングの本というのは、掲載されているプログラムのソースファイルが提供されるものである。しかしこの本にはCDROMがついてこない。ネットからダウンロードもできない。自分が確認した範囲で言うと、どうやらサンプルの提供がないらしい。

何で?と思って本書を読むと、どうやら

「プログラムは打ち込んで覚えるもんや!昔はみんなそうやって学習してたんやで!」

という著者のポリシーらしい。その意見には賛成だけど、今のこの便利な時代に、この硬派なスタイルを貫くとは男前!

でも、自分おっちゃん世代ですけどサンプル欲しいでしゅ、


・・・・というわけでまた次回!読んでくれてありがとうございます!