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ブログ引っ越し中・・・過去記事(14/01/13) ヒント券を語る その9 VS ランダムハウス

過去記事(14/01/13)

90年代にいろんなソフトハウスにメールで問い合わせてたという話

まだこの頃のことはネタがあったりする

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@メールで問い合わせる時代

今回はぐっと時代が下って90年代末期のことを語ります。90年代末期と言えばパソコンの世界では、いや世の中の全体でみても大きな変化といえるものが登場してきました。そう、インターネットの登場です。

ゲームが先へ進めなくなってもソフトハウスにヒント券を送ることはなくなりました。ゲームが進まないことをネットの掲示板に書き込めば、誰かが教えてくれるようになったからです。そしてゲーム自体も謎解き主体から、ストーリーを楽しむような形式のものが増えていった時代です。

ユーザーサポートも変わりました。インターネットの普及から数年もすると、各社がそれぞれ自社のウェブサイトを設けるようになり、これまでの電話、郵便での問い合わせからメールでの受付に変わったのです。

中高生時代にソフトハウスのユーザーサポートに電話しまくっていたことを、「若気の至り」と書いてきた自分ですが、実は社会人となり、大人になってからもやってました。さすがに電話するような時間はなかったのですが、メールという24時間受付の媒体ができたため、いろいろと問い合わせしていたというわけす。

いやー、若さではなく、本人の性だったんですね。

なにをそんなに問い合わせることがあったのかと言われると、多くは「昔のソフトを売ってください」というものでした。中高生時代にはお金がなくて、泣く泣く買い逃したソフトを、社会人になってできた小金で大人買いしようとしたんです。

運良く昔のソフトを売っていただいたりもしましたが、だいたいのソフトハウスは「在庫がない」とのお答えでした。「もうサポートができないので、売ることができない」というお答えも多かったです。こちらとしては、サポートなんかいらないから売って欲しい、と思いましたが、たしかにソフトという商品は、売ってしまっておしまいではなく、お客さんが動かして完結する商品、と考えれば至極当然のことですね。まあ、「いまごろそんな問い合わせしてくるマニアは面倒見切れない」という言外の意味があったのかもしれません・・


↑現在の日本ファルコムのホームページ。ここにもメール出しました。

@リグラス売ってください
プログラマーの森田さんがゲームの中に登場し「スクロールがスゴイだろ」というセリフをいうほど技術的に優れていた、リグラスを売ってください、と制作販売元のランダムハウスさんに問い合わせたことがあります。

一回目のメールではOKいただいたものの、翌日のメールでは「申し訳ないですが、やっぱり販売できません」との返答が届きました。メールによるとランダムハウスさんには、在庫が1本しかなく、これはどーしても資料用としてとっておきたいので、今回はあきらめてください、とのことでした。「売っていただけたら、後世のために大切に保存します!」という度胸もなく、もしかしたら世の中の最後の1本となるやもしれないモノを引き受けることにびびってしまい、あきらめました。

もしかしたら、今projectEggなどで再版されてるリグラスは、あのときの1本からおこしたものだったりして!?(他のところから手に入れた可能性大ですが・・)



↑最後の1本、自分が受け取る勇気はなかったねえ・・・

@そして某メーカーからは・・・
そうやっていろんなソフトハウスに問い合わせていたのですが、あるソフトハウスに「○○○○○○○○○○○」というソフトを販売してくださいとメールをしたところ、「あのソフトを覚えてくださってるなんて感激です!」というご返答をいただきました。そして販売については

「気に入っていただけてるなんてうれしいです!じゃあ、無料で差し上げます!」との一文が!えー!と恐縮しつつも、ご好意をありがたく受け取ることとして、ソフトをいただきました。

そのあと、ソフトハウスの開発の方から「あれは自分でも大好きなゲームなんです!」というメールをいただいたり、思わぬところで交流させていただいたのも、いい思い出です。

実は送ってもらうとき、「他の人には内緒にしてくださいね」と言われたのですが、もう時効ですよね。そしてここでもお名前は伏せておきます。最近はパソコンゲーム界からは、離れていらっしゃるようですが、今でも自分はそのソフトハウスのファンです。

・・・今回は時代が近くなりましたが、「ヒント券を語る」は終わるわけではありませんのでご安心を。でも次回は「ポプコムを語る」の続きかな。では!